経営理念とか、社是と言う言葉を聞いたことがあると思います。
簡単に言えば、会社が目指す方向や、会社が存続する理由です。
私は、会社を作るにあたり、経営理念を明確にするのはすごく大切な事だと考えています。
経営理念とは
経営理念(社是)とは、企業が存在する理由だと考えています。
会社には売り上げ目標や利益目標、シェアなどの事業計画がありますが、それらの計画は会社が生き残る手段であって、目的ではありません。
例えば、○○を製造・販売すると言うのは、あくまでも会社が存続する手段です。
何かを作ったり売ったりしたいのは、会社の都合であって、会社が存在する理由ではありません。
素晴らしい製品やサービスを提供しても、製品を使う側やサービスを受ける側が求めていない物は売れませんし、受け入れてもらえません。
経営理念とは、企業側の存在理由ではなく世の中(お客様)から見た存在理由なのです。
私の経営理念
私の経営理念は、至ってシンプルです。
「全ては世の中のために」
これだけです。
世の中のためになれば良いのか?と聞かれれば、答えは「YES」です。
私はITを利用して、世の中のためになる仕事をする(お客様の満足を提供する)ことになりますが、世の中のためになる仕事とはは、大変奥が深いと考えています。
企業を運営していくからには、世の中と言うのはお客様と言う言葉に置き換えることができます。
お客様の定義から話しますが、システム開発を依頼してくる会社が私の直接のお客様になります。
例えば、ショップのECサイトの製作を依頼された場合、依頼主がお客様になります。
しかしECサイトの場合は、私たちが作ったサイトを利用するお客様もいます。
直接報酬を頂いているわけではありませんが、ECサイトの利用者も私たちのお客様に間違いありません。
お客様は他にもいらっしゃいます。
それは、私の会社で働く社員と家族の皆様。
私の会社で働くビジネスパートナーとその家族。
貴重な労働力を頂いていますし、家族の方は社員やパートナーの皆様を支えていただいています。
私の会社に関わる全ての人がお客様になるのです。
世の中には、会社とお客様の双方にメリットがある「WIN WINの関係」と言う言葉がありますが、私は仕入れ先・会社・購入者の全員にメリットがある「三方良し」と言う言葉が大変好きです。
世の中が求めるものや必要とされるものを提供し続けるのが私の会社の役割です。
その役割をIT企業として活動しながら果たしていきます。
また、世の中と言うのは「環境」もあると考えています。
いくらお客様のためになるとしても自然を破壊しては未来はありません。
IT業界と自然は結びつきにくいですが、紙の無駄遣いを削減するなど、環境にも配慮したビジネスプランが必要と考えています。
という事で、経営理念を決めたらビジネスプランと事業計画に進んでいきます。