起業するにはビジネスモデルが必要です。
何をするかも決めずに独立しても、動きようがありませんし、何かをしなければ何も得ることが出来ずに時間だけが過ぎていきます。
ビジネスモデルは起業する前に作り、綿密な計画を作った上でスタートする必要があります。
当たり前のことを偉そうに言うなと、声が聞こえてきそうですが、「どんなビジネスをするの?」と言われると、とっさに思いつかないものです。
私を含めて多くの人が、今やっている業種のビジネスを進めるか、自分の好きな事をビジネスにすることになると思います。
ただ、今あるビジネスを始めただけでは、並み居るライバル企業に勝つことはできません。
勝つまではいかなくても、ライバルと戦っていくか、ライバルのいない分野に進出する必要があります。
ビジネスモデルに必要な事をまとめると
・誰も進出していない分野をターゲットにする
・ライバル企業より優れた商品を作る
・ライバル企業より低コストで商品を作る
・需要に供給が間に合っていない分野をターゲットにする
に集約されると思います。
すでに具体的なビジネスを思いついている人なら、具体的な計画を立てていけますが、「これ!」と言うビジネスモデルはなかなか思いつかないものです。
そこで、お勧めの方法があります。
思いついたビジネスモデルをノートに書き出していく方法です。
どんな事を書き出すのか? ⇒ 全てです。
自分が起業したい業種や職種と異なることでも構いません。
出来る事、出来ない事も関係ありません。
興味があまりなくても思いつけば書き出します。
書く内容も大きなことから小さなことまで何でもOKです。
例えば大きなことだと
・カフェの経営
・IT企業の経営
・アパレルショップの経営
・ECサイトの経営
などの業種に関わる事を書き出します。
自分に出来そうもない事でも思いついたら書いていきます。
次に少しずつ小さな事柄を書き出していきます。
小さな事柄は、ビジネスに結びつかなくても構いません。
普段の生活や仕事で困ったことや、楽しかったことでも良いです。
例えば
・駅から歩くのが疲れる
・買い物した後、荷物を持って電車に乗るのが大変
・出かけた時に雨が降って、傘がなくて困った
・タクシーがなかなか捕まらなくで困る
・雨の日に買い物した時、商品が濡れないように袋にビニールを掛けてくれた
など、生活で不便に思ったことや、嬉しかったことを書き出します。
不便に思ったことは、「こうなれば良い」と言う案を追加しましょう。
上の例で言うと
・駅から歩くのが疲れる
⇒ 誰でも使える自転車があればいいのに
・買い物した後、荷物を持って電車に乗るのが大変
⇒ 買った商品を家まで届けてくれるサービスが欲しい
・出かけた時に雨が降って、傘がなくて困った
⇒ 傘のレンタルが欲しい
・タクシーがなかなか捕まらなくで困る
⇒ スマホなどで近くに走っているタクシーを呼べるようにする
と言う案が思い浮かびますね。
今回の例では、既にサービスとして存在していますが、改善の余地はたくさんあると思います。
使えない案でもいいので、ビジネスプランを一つでも多く書き出します。
思い浮かばなくなったら外に出かけて、不便を探していきましょう。
外に出かけてビジネスプランの素を探すという事は、世の中に対してアンテナを張り巡らせるようになるという事です。
一つでは使えないビジネスプランも、複数のアイディアを組み合わせることで画期的なビジネスプランに変貌することも多々あります。
書き出したビジネスプランをどうやって使えるようにするか。
ビジネス計画については次の機会にお話しします。