日本と言う国は、大変サービスの発達した国だと言われています。
事実として、接客業のサービスには頭の下がるサービスを当たり前に受けることができます。
海外に行くとサービスのレベルが異なり、日本では当たり前の事が海外では当たり前ではないことをたくさん経験します。
例えば、
・マクドナルドに笑顔がない
・梱包がいい加減
・外装が汚れても気にしない
・荷物の扱いが荒っぽい
国によってレベルは異なりますが、日本のように細かいサービスが受けられる国はほとんど存在しないと言って良いでしょう。
(海外でも高級店では優れたサービスが受けられますが)
日本では「水とサービスは無料」と言う意識があると言われています。
公園で水道を捻ればきれいな水が出てきます。
どんなに安い店でも高いレベルのサービスを受けることが出来ます。
世界に誇れる日本のサービスですが、当たり前に受けていて良いものでしょうか?
最近、サービスを受ける側も、受けたサービスに対する対価を支払うべきではないかと考え始めています。
アメリカでは「チップ」と言う制度があります。
レストランで食事を持ってきてくれた店員に対してチップを支払ったり、ホテルでベッドメイクをしてもらった時に支払うチップ
このチップ制度を日本にも導入できないかな?と考えています。
多くの人は、今更チップなんか払わなくていいと思われるかも知れません。
しかし、食事に言った時、100円のチップを支払う事でより高いレベルのサービスを受けられるとしたらいかがでしょうか?
カフェを例にとって説明したいと思います。
ドトールやスターバックスのようなセルフタイプのカフェでお茶を飲む時は以下のような手順になると思います。
・自分で席を確保する。
・商品を注文する。
・出来上がった商品を席まで運ぶ
・飲み終わったら返却コーナーまで戻す
自分で全てを行っても構わないのですが、100円から200円程度のチップを支払うことで、入店後席に着くと上記の全てを対応してもらえるとしたらいかがでしょうか?
私がイメージは以下のような手順になります。
・店内に入り空いている席に座る
・店員さんがメニューを聞きに来る
・店員さんに注文を告げると、商品を持って来てくれる。
・その際、50円程度のチップを支払う
・飲み終わったら席を立ち退店する
・その際、テーブルの上に50円程度のチップを置いていく
これなら、大きな負担がかかることなくゆっくりとお茶が飲めます。
もちろん、今まで通りカウンターで注文し、自分で商品を運べばチップは不要です。
チップのメリットは色々あります。
まずは従業員ですが、チップを全額収入として得られるとしたら、「商品の提供と片付けを」行う事で100円程度の収入を得られます。
一度の収入は少ないですが、1時間に20組のお客様に対応すれば、時給2000円になります。
という事は、店側から給与を渡さなくても従業員は収入を得ることが出来ます。
また、常連さんであれば、お客様の好みに合わせた日替わりコーヒーやケーキを進める事で、チップの額も増えるかも知れませんし、リピーターが増える事も期待できます。
効率の良いオペレーションで数多くのお客様に対応する人もいれば、一人ひとりに手厚いサービスを提供する事でチップの金額を増やす人も出てくるでしょう。
より良いサービスには相応の対価を支払う事で、一層のサービス向上に繋がると言う考え方です。
まだまだ検討する余地はありますが、どこかでこのシステムを採用するひといないかな?