最近、桜田大臣が国会で色々な質問をされていますが、見ていて「単なる揚げ足取り」と感じるのは私だけでしょうか?

 

特に感じるのはサイバーセキュリティ担当としての質疑応答についてです。

「USBと言う言葉は知っていますか?」

と言う質問は、揚げ足取りとしか考えられないと思っています。

現場の担当者がUSBも知らないのであれば問題がありますし、USBを知らないより知っている方が良いのは異論はありません。

しかし、サイバーセキュリティのトップとして必要な資質は
・優秀な技術者をどのように配置するか
・世の中のサイバー攻撃への想定と対策は出来ているか
・今後のインターネット社会の動向
・組織全体の体制と方向性を判断し、必要な対応を指示できる。
です。

現場の作業者が、「私たちのトップはパソコンすら使ったことがない」と騒いでいるのなら理解できますが、質問者は国会議員で、国会議員なら組織のトップとして必要な資質もわかっているはず。

なのに敢えて「USBを知っていますか?」と言う質問を投げかけるのは、単なる揚げ足取りにしか見えず、本気で言ってるのなら質問する側の議員さんのトップとしての資質を疑いたくなります。

 

私の知り合いのIT企業の創業社長も、USBと言う言葉を知らない人が数人います。
中には、パソコンすら使ったことはなく、秘書がメールを印刷して社長に渡し、社長が手書きで書いた文面を秘書が返信している社長さんもいらっしゃいます。
(ちなみにその企業は創業40年で、右肩上がりに成長しています)

 

桜田大臣もサイバーセキュリティ部門の経営者と考えれば、
「いかに優秀な人財(管理者)を見抜けるか」のスキルが問われる立場であって、パソコンなどの知識は「おまけ」程度だと思います。

中身の伴わない「揚げ足取り」はやめて時間を有意義に使っていただきたいものです。

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